石原慎太郎ヲ○○スルタメニ記ス

Jodorowsky2007-04-07



注:○○には「 応援 」が入ります!石原慎太郎を殺すな!大切にしろ


東京都知事 ファシスト 作家でもある石原慎太郎氏。
三選を目指した都知事選を数日後に控えた今。私も石原慎太郎勝手連として援護射撃の必要を思い立ち、
やはり横山やすし師匠との対談をコピります。
天才石原慎太郎の『 先見の明 』というやつをマバタキ3倍にして堪能下さい。


※対談は週間宝石(昭和59年11月16日号)に掲載されたものです。

5年以内に85%の確率で第3次世界大戦がある! 石原慎太郎(衆議院議員)


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「男は暴力的に生きなければダメだ」のっけから飛びだした石原慎太郎氏の過激な発言に、わが意を得たり、とばかりにやすし師匠も乗りまくる。
嫌いなはずの政治談議にも熱が入り「パンパンみたいな女子大生は、従軍慰安婦にせえ」などといいだした---
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■将来、大きな戦争が起きそうでっか


横山
はじめまして、横山です、よろしく。


石原
こちらこそ。
あなたと会うのは、きょうがはじめてだけど、僕は、あなたにとても興味があってね。


横山
あ、そうでっか?


石原
というのは、僕もそうなんだけど、あなたの場合も、本業だけではおさまりきらないところがあるでしょう。


横山
あります、あります。


石原
そこで、僕もよく聞かれるわけだ---石原さんの本職は作家ですか、それとも政治家ですか?とね。


横山
なんだろうとそんなもの関係おまへんがな。


石原
そうなんだよ、だから俺は言うんだ。俺は作家でもなければ政治家でもない。俺の本職は"石原慎太郎"だって。


横山
当然やがな。ワシかて、本職はなにか?とたずねられたら、"横山やすし"と答えるわ。


石原
つまり、肩書とかは関係ないんだ。要は、どれくらい自分の好きなように生きるか、なんだな。


横山
ところがね、いまのヤツらは、己れに内容がないぶんだけ肩書にこだわる。これは、己れに自信のない証拠ですわ。


ソ連の酒でもいいだろ?


石原
実は、ついいましがたまで"男の生き方について"というテーマで取材を受けていたんだけれど、あれこれ観念論をふりかざすよりも、男は、要はある意味で暴力的に生きなきゃダメなんだ、と。


横山
そうそう。暴力的というか、野性的に生きな、男としてつまらん。


石原
僕の言う"暴力的"とは人を殴るとか傷つけるというんじゃなくて---


横山
ワシの場合、それが多過ぎる!ハハハハ。


石原
もちろん犯罪は困るけどとにかく言いたいことを言い、やりたいことをやって、仮にそれで失敗したら自分でツケを払う---これこそ男の行き方じゃないのか。
たとえば、これからここへ来る横山やすしさんなんか、いい意味で暴力的で、じつに男らしい生き方をしている、とそう言ってやったんだ。


横山
そうでっか。おおきに、おおきに。


石原
いや。僕もそうだからさ。


横山
けど、センセ---。


石原
"先生"は、よせよ。


横山
いや、いや。しかし、ワシら芸人の世界ばかりやなしにどの世界にも、気骨のある人間てホンマ少のうおまっせ。


石原
というより、いないよ。


横山
あいつらいっぺん性根を鍛え直さなアカンわ。
そやからな、ワシ、いつも言うのは、徴兵制を復活させ、ちゅうのや。


石原
(笑って)おい、おい。それはいくらなんでも短絡的じゃないのか。


横山
ほいで、パンパンみたいな女子大生がいっぱいいてまっしゃろ。あいつら従軍慰安婦にさしたらええねん。そしたら、いまの世の中、なんぼかよくなる、うん。


石原
話の途中だけど(と、レモン色した液体の入った瓶を手にして)これは、変った味のするウォッカだから---。


横山
ウォッカ!?ウォッカいうたらソ連の酒でっしゃろ!


石原
(笑って)まあ、ソ連でも酒くらいいじゃないか。


横山
うーむ・・・・・・ワシは、あんまりソ連は好きやないからなあ(と腕組みをして考え込む)。


石原
そんなこと言わないで飲んでやりなさいよ。あそこは貧しい国なんだから。


横山
いや、ホンマ。ワシ、ソ連は絶対に貧しい国やと思うよ。
同じ世界の大国みたいな顔をしているけども、アメリカは、大きな土地でも、ちゃんと整備してある大きな屋敷や。
その点ソ連は、屋敷の隅々まで整備されてないというか---。


石原
だいたい屋敷なんてないよ(笑い)。


横山
いやいや、ホンマ。
そやからワシは、ソ連は大国やない。貧乏国に等しい、と言うのや。


石原
共産圏にはいろいろな国があるけれど、中国とソビエトとを比較した場合、国民の年間所得の平均値は、いくらかソビエトのほうが上かもしれないけれど、トータル的にみて、どちらが貧しいかといったら、ソビエトのほうが貧しいんじゃないかな。


横山
・・・ああ、さよか。


石原
うん、それを、日本のインテリと称するアホどもは、ソビエト共産主義はどうもよくない。あれでは東欧の国々がかわいそうだ。その点、中国の共産主義は人間的でいい---などとアホなことを言っていたんだけれども、このごろ中国の共産主義についてもだんだんとわかってきてね。


横山
なるほど、なるほど。


石原
とくに、その傾向は、シルクロードブーム以降顕著でね。
とにかく、(中国へ)行ってきた連中の話を聞くと、もうハエは飛んでるわ。メシはまずいわ。ホテルのお湯はろくに出ない。
そのうえホテルのボーイが生意気で、不親切だ、とかクソミソなんだな。みんな異口同音に今後行くならグァムかハワイだって。


横山
それやったら(日本の)田舎の温泉場へ行ったほうが、はるかにマシやがな。温泉芸者のひとりでも呼ぶこともできるしな、うん。


石原
それやこれやで、だんだんと共産主義のメッキがはげてきて、しかも、中国の場合、ソビエトに比べると、わりと外国の情報に対する規制が緩やかなんだな。
現に、日本の映画やテレビはむこうでやっているし---。


横山
はい、はい。


石原
で、そういうのを見て、むこうの連中は、自分らと同じ顔した日本人は、こんな豊かな生活をしているのか!ってビックリするわけだ。
というわけで、いま中国でいえば人気のある外国語といったら、英語でもなければロシア語でもない。日本語ですよ。


横山
ほう!


石原
だから、中国の共産主義なんて、アソコも黒く塗ってない『プレイボーイ』とか『ペントハウス』、それに、日本の『週間宝石』も含めてだな、エログロナンセンスのグラビアのくっついたとんでる雑誌をどんどん送り込んでやったら、たちどころにぶっ壊れちゃうよ。


横山
そりゃあね、どんな主義主張かて、人間本来の欲望いうんか、本能は抑えられんですよ。それ、そうなると(と言いながら、ウォッカを口に)・・・・・・おっうまいわ、これ・・・・・・(一気に飲み干して)うまいわ。こら、ソ連のことをけなしてる場合とちゃうな。


石原
ハハハハ。どんどんやってください。


横山
こういう機会はめったにないからな。よばれよう、よばれよう、(と、自ら注いで)ホンマ、これ、うまいわ。


石原
気に入ったら瓶ごと持っていきなさい。


横山
そうさしてもらいます。ワシ、わりと遠慮せん男でね、ハハハハ・・・・・・(再度グイ)。
いや、実はね、きょうの対談に関して、主催者(編集部)のほうから、政界の老害問題やら密室政治の是非を問うよう注文がきてまんのや。
けど、ワシ、政治には興味あるんですけど、政治の話はあまり好きやおまへんのや。


石原
イヤな話はすることない。
だいたい他人からあれこれ注文つけられて、それに従うなんてあなたらしくないよ。


横山
いや・・・・・・政治の話が好きやないかというと、ワシ、話をするよりも、自分が政治家になるほうがいちばんええ、とそう思うてまんのや。


石原
(笑って)だったら、なったらいい。
実は、俺もそう思って政治家になったんだよ。


横山
あ、ホンマに?


石原
そう。例のベトナム戦争当時、俺は新聞社の特派員としてベトナムへ行ったわけさ。
当時のベトナムというのは、とてもインテリが多くて、文化の豊かな国でね。
ところが、そうしたインテリの連中は、自分のすぐ身近で戦争が行われているのに無関心を決め込んでいるわけだ。


横山
なんやねん!そやからな、ワシはインテリは腰抜けや言うねん。あいつら、口ばっかしや!


石原
で、その光景を目撃して彼らは日本のインテリととてもよく似ているな、この国は、まちがいなく共産化される、とそのとき、そう思った。


横山
なるほど。


石原
それから、日本へ帰ってからもベトナムのことが頭から離れないんだな。
ちょうどそのころ、むこうで伝染病に感染したらしく、発病してね。
約半年、ほとんど寝たきりの生活を送った。


横山
ほな、そのときに考えたわけでんな?


石原
当時三宅島に土地を持っていたから、そこに小屋でも建てて漁師にでもなるか、と。
それから、日本をベトナムの二の舞いにしないためにも政治家として打って出るか、半年考えた末に後者を選んだわけだけど、いま考えるとなんか悪いクジを引いたような気がしないでもないな(苦笑)。


ソウル五輪開催危うし?


横山
いやいや。そら、ま、ワシらの世界と違って(政界は)ややこしいところやさかい、いろいろなこともあると思いますわ。歯がゆいめをみることもおますやろ。
けど、ワシは、たとえそうであっても、他人の政治をあれこれ語るよりは、己れが政治家になってふるまいするほうが、はるかにいいと思いますよ。
それからワシね、評論家とかそないな肩書を持っているアイツら、あんまり好きやおまへんのや。


石原
うむ。


横山
ガタガタ言うんやったら、その道にいっぺん命を突っ込んでやってみい、いうのや、アホンダラ!


石原
そう。自分でやってみろっとな。


横山
ホンマや、アイツら、スタンドで罵声を飛ばしてる観客といっしょや。選手は命懸けでやってるのやど、バータレが!
だいたい政治評論家とかいうのは、政治化OBやおまへんのやろ?


石原
そうね。それでも、なかには立派な人もいるけれど、まああれは、おおむね政治家にくっついている、半分寄生虫みたいなもんだな。


横山
それからわからんのが、社会評論家。あれ、なんやちゅうねん!


石原
ハッハハハ。


横山
あんなもん、近所によういてる世話やきのおっさんやがな、ハッキリ言うて。
世話やきのおっさんでは銭もらえんから"社会評論家"というとるだけの話や、正味。
それやったらワシなんか、バリバリの社会評論家やがな。


石原
そりゃあそうだよ。
あなた方がピシャリと言ったほうが、よっぽど見ている人間も多いだろうし、寸鉄人を刺すよ。


横山
しかし、難儀な話やのう。


石原
難儀な話といえば、今年から向こう五年間の間に、大きな戦争の起きる可能性がひじょうに高いんだな。


横山
ということは、地域戦争やなくて、世界大戦が?


石原
つまり、イラン紛争がきっかけになって、第三次世界大戦は、八十五パーセントの確率で勃発するだろう、と。


横山
ほう!これは、えらい難儀な話やなあ。


石原
その日に備えてアメリカは、二四万人からなる"中央・南西アジア方面軍"を編成し、軍用機のみならず、パンナムやユナイテッドエアラインまでチャーターして、軍隊をイランまで運び、ソビエト軍と一戦を交えるという計画をたて、すでにその準備を完了している。


横山
それは初耳やなあ。


石原
で、イランで勃発した戦火は次にヨーロッパへ広がり、ワルシャワ協定軍(東側)とNATO軍(西側)の戦いになる。
そのとき東ドイツポーランドが西側に寝返ればいいが、そうならないで戦争をやると、どうしても西側は戦力的にみて不利はまぬがれない。
そこで、アメリカとしては、アジアに配置してある兵力をヨーロッパへ向けようとする。(ソビエトが)そうさせないために必ず朝鮮半島で戦争が起きる。


横山
うーむ。


石原
僕は、今度のソウルオリンピックは、まあ五分五分よりは(行われる)可能性があるかもしれないけれど、結果として行われない可能性がかなりあると思う。


横山
正味、ご臨(五輪)終やな、それやったら。


■スパイするヤツは死刑や


石原
いや、ほんと。
で、朝鮮戦争が起きた場合、アメリカは、日本政府がなんだかんだ言ったって、海峡封鎖にでますよ。ソビエトの極東艦隊の動きを封じるために。
そこで、ソビエトとしては、そうなることを予測して、北海道に基地を設けるために、部分的に、一時的に北海道を占領する計画をすでにたてている。


横山
ほう!


石原
その可能性はだな、なにもウラジオストックから大軍を送らなくても、北方四島の陸・海・海軍で(北海道を占領)できる、と、去年『ジェーン』という軍事年間が、はじめて社説に書いた。
もっとも、このことを、日本の新聞は、あらかたちょっとしか触れなかったけれど・・・・・・。


横山
ワシら、そないな重大なことをよう知らされんと、ノホホンとしているけども、これはたいへんなことやで。


石原
それと、治安にしたっていまの日本は盲点だらけでね。
この間、自民党の本部が襲撃された事件だって、いまの日本の警察じゃ、捕まりっこないよ。
だって、あれをやったのは学生じゃないんだから。


横山
あ、そうでっか!?


石原
あれは、KGBソ連国家保安委員会)の工作員に操られた過激派の仕業だと思うわ。


横山
ホンマかいな!!


石原
あのね、ソビエトという国は、ものすごく日本語教育が進んでいて、モンゴル、ツングース、ヤクートといった日本人そっくりの顔をした、日本語がペラペラの工作員が、いまの日本には、少なくみても千人以上はいるんだ。


横山
ほな、そいつらが日本人になりすまして---。


石原
そう。破壊工作をしたり関係省庁の役人などに言葉巧みに近づいて、国家機密を入手したり、もう勝手放題なんだな。


横山
で、そいつら捕まったかて、国外追放でチョン、や。


石原
だから"国防"ということで言えばだな、軍備も重要だけれど、それ以前に、どうやったら、外敵から国家機密を守ることができるか、を考えるほうが急務なんだな、いまの日本では。


横山
そやからな、みせしめの意味でも、スパイ行為したヤツは、外国人であろうと日本人であろうと、即刻死刑にしたらええねん。


石原
ま、そんなわけで、あなたにしたって、僕にしてもそうだけど、国家を憂えだしたらキリがないわな、これはもう。


横山
ホンマでっせ!

小室氏との対談もそうですが、とにかく女子大生に牙を向けるやすし師匠。
この対談があった年は1984年。オールナイトフジの開始が1983年で世は女子大生ブーム
やすし師匠的には、当時の女子大生(素人)ブームが鼻持ちならなかったんだと推測されます。
ついでにテレビ演芸ダウンタウンを〆たのも似たような時期かと思います。



あ、慎太郎はどうでもいいや。