プロフェッショナル広報戦略とは

 

参議院和歌山選挙区の世耕弘成*1さんといえば、2005年9月11日に行われた所謂郵政選挙*2において、自民党広報本部長代理及び自民党幹事長補佐として自民党のメディア戦略を担当し、自民党を歴史的な勝利に導いた(のかもしれない)人物として有名。
  
その後はゴキゲンに自画自賛本を二冊上梓。
 『プロフェッショナル広報戦略』 (2005/12/20)
 『自民党改造プロジェクト650日』 (2006/7/14)
 
2006年9月26日に発足した安倍内閣では内閣総理大臣補佐官として政権入り。安倍さんにカメラ目線を指南。
 
2007年7月29日に行われた参議院選*3では、その手腕を如何なく発揮して(と思われる)、歴史的大敗を演出。
 
安倍政権末期に出版された上杉隆さんの著書ではポンコツぶりを暴露されて爆笑を誘う。
 『官邸崩壊』 (2007/8/23)
 
2007年8月27日。安倍さんのお腹が痛くなって安倍政権崩壊。
 
 
と、ここまで世耕さんのここ数年の活躍を時系列で追ってみましたが、「プロフェッショナル広報戦略」とは何か?という部分はサッパリ分かりませんでした。やはり著書を読むしかないのかも知れませんw
 
そんな世耕さん。先日出演した「朝まで生テレビ*4では、しきりにスキルの必要性を訴えていた模様。
 お笑いみのもんた劇場:■ワープア問題でもやいの湯浅誠が世耕弘成にぶちきれ
広報戦略という視点で考えた場合、三世議員の世耕さんが「スキル」なんてボンヤリしたモノを語るのは、「(世襲議員の)お前が言うな!」と反発を招きかねない危なっかしい表現。
そんな危険を冒してまで世耕さんが訴えたかったスキルとは......
 
 
そんな疑問も先日のこの報道を知って氷解しました。

世耕議員、虚偽書類を提出 選挙カーの公費請求
 
 自民党世耕弘成参院議員(和歌山選挙区)が2007年7月の参院選で、公費で選挙カーを借りた際、台数を偽造した書類を和歌山県選管に提出していたことが18日、分かった。
 
 公職選挙法は、選挙カー1台分の公費負担を認めているが、世耕議員は割り引きしてもらって公費で2台借り、1台分として申請していた。政策秘書は「レンタカー会社が『2台でも大丈夫』と言ったので勘違いした」と釈明している。
 
 県選管によると、世耕議員は選挙期間中、レンタカー会社と車2台をそれぞれ約14万円と約12万円で契約したが、26万100円で1台を借りたとする契約書のコピーを選管に提出し、レンタカー会社が同額を公費として受け取っていた。
 
 レンタカー会社は2台目のレンタル料を県に返還し、世耕議員に請求した。
 
2008/07/18 20:02 【共同通信】

 
なるほど、これがスキルって奴かっ!
 
追記
7月23日現在、世耕弘成さんのホームページやブログには、本件に関する説明などは見当たりません。
「都合の悪いことは語らない」←これもスキルの一つかも知れません。メモっておきましょう!
ホームページ http://www.newseko.gr.jp/
ブログ http://blog.goo.ne.jp/newseko/
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