『 南京の真実 』(仮題)のチラシ

さくら草莽会というサイトにありました。


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さくら草莽会は「南京の真実」(仮題)の製作を支援している会らしいので、具体的な映画の内容を知っているかどうかまでは不明ですが、チラシの内容から判断すると明らかに「まぼろし派」の立場にたった映画だと判断できます。当映画の掲示板等でみられる意見も同様で、少なくとも支援している人達の期待としては、南京事件の完全否定なのでしょう。
一方で「実証的に中国等が反論できないものをつくる」と水島監督は言っているのだが、「まぼろし派」の立場にたって諸外国が反論できないほどの物が作りえるんだろうか?国内の人も納得させられないのに...。
まぁとにかく映画の完成が楽しみです♪



追記:
コメント欄にも書きましたが、この手の話には「祖父の無罪を晴らす」型のアジテーションが散見されますが。この幼稚なチラシの対象年齢が15〜20歳だとして、彼等の祖父の年齢を考えた場合、幅を広くとっても60〜80歳位だと考えられるので、70年前の南京事件に参加しているわけはもなく、そもそも太平洋戦争にも(加害者として)参加している可能性はかなり低い。
そもそも「祖父の無罪を晴らす」的な言い方が広まったのは、小林よしのり氏が漫画でそう表現したのがきっかけだと記憶しております。具体的な内容までは未確認ですが「新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論」の発行は1998年。実際に雑誌で連載されたのは1年以上前の可能性もありますから、大体10年前。当時の読者層が20〜30歳として考えると、読者は今現在の30〜40歳で祖父が戦争に参加していた可能性は高いと言えます。
細かい指摘で恐縮ですが、身近な祖父を感情的なフックにして若者の動員を狙う「祖父の無罪を晴らす」型アジテーションの賞味期限は過ぎたと言えるでしょう。
そもそも若い人に1万円の御布施は気の毒過ぎる...