これが彼らの主張だ!!

Jodorowsky2008-09-25

 
テロと天誅の間に生きる日本の先鋭右翼直撃!』 笠倉出版社 (2008/3/31)
 
ブックオフの半額セールでついつい買ってしまった右翼ムック本 \75
写真にあるような民族派の皆様へのインタビューと、
これが彼らの主張だ!!として
北方領土竹島尖閣諸島靖国神社憲法北朝鮮拉致南京大虐殺日教組東京裁判、右翼抗議活動について」
といったテーマに関して主張がなされております。
そんな中で、南京大虐殺の主張が余りにも酷過ぎたんで全文引用。*1

これが彼らの主張だ!! 其の七
南京大虐殺
 日中戦争の際、日本陸軍によって当時の首都である南京と、その周辺で行われた「南京大虐殺」は、昭和十二年(一九三七)十二月から翌年一月にかけて起きたのであった。
 日中戦争は次第に戦線が拡大し、泥沼化の様相を呈し出したころで、第二次上海事変で敗走した中国軍を追って南京攻略線を開始した松井石根大将率いる中支那方面軍が、南京市内に入城した時、軍の一部が市内とその周辺で、捕虜の中国兵や一般市民を暴行、虐殺し、犠牲者数は三十万人を超えるといわれている。後に極東国際軍事裁判で松井総司令官はA級戦犯に指定され、死刑の判決になっており、第六師団長長谷寿夫中将他数名も南京の法定で裁かれ、死刑となっている。
 中国では、南京虐殺の資料展示館が設けられ、生々しい虐殺の様相を赤裸々に見せて、日本軍の暴虐のさまを示して、反日を煽る政治目的に利用されている。
 しかし、この「南京大虐殺」はいまだ謎の部分が多くあって、軽々に是々非々を明言できないようだ。第一、当初は数千人といっていた被害者数が数万となりやがて十数万、最後には三十有余万人になってしまった。その数字は当時の南京市民数をはるかに超えていて、眉唾ものは歴然だ。
 この一事をもってしても世にいう「南京大虐殺」の確実な資料、データはなく多分に流言や噂で構築されているようだ。
 この事件を最初に世界に発信した南京国際安全区委員長のジョン・ラーベも、実際に現場を目撃したのではなく、噂や流説に憶測を加えて発信したものだし、軍人や外交官、ジャーナリスト等の証言や記録なるものも同じ類いのものだった。「百人斬り競争」などもまた同じ伝聞で、それを材料にアメリカで映画を作ったのが、右翼民族派の人たちの反発をかった一つである。そういうアメリカがベトナム戦争でどのような蛮行、虐殺を行ったか!?戦争というものの実相を考えず、つまりは中国側の作為的な政治手法には騙されてはならない。右翼民族派だけは少なくとも、そんな愚行はしない。むしろこうした事件を拡大して、あざとく政治利用する中国に対して、常にきびしく対処し、抗議している。靖国問題と同列のものと考えている。
 このことについてなにも聞かず、知らなくても、最高司令官ということで、高潔で気骨ある将軍であった松井大将は、その責めを負って絞首刑に処せられている。ただ、その事件がいまもって政治的に、巧妙にあざとく利用されていることには納得いきがたいし、そうした中国のやり口には断固抗議するものである。

ライターが片手間にチャチャッとまとめたのかもしれないけど、
一応、民族派の主張としてるんだから、このレベルの事実誤認だらけの否定論を載せちゃうのって、
やっぱ「興味が無い」んだろうなぁと思わざるを得ませんね。
 
まぁ、私のような「右翼萌え」読者しかいないだろうから問題無いんだろうけど(笑)
 

*1:P93