第十六師団編制図


南京陥落後一週間企画 で引用した『南京事件 京都師団関係資料集』 収録の日記に関して、日記者の所属部隊等が分りづらい*1感がありまくりなので、ちょっとまとめてみました。


京都師団(第十六師団)の編制図*2は以下のようになっています。


※このほかに野戦病院、通信体、野戦倉庫の各部隊があった。


歩兵聯隊はいずれも軍旗を擁し、大隊−中隊−小隊−分隊の指揮系統にあった。
歩兵第二十聯隊を例にとれば

の編制となりこれに歩兵砲、速射砲各中隊が加わっていた。
一個聯隊の戦時兵力は約三千名。一個中隊は二百名内外の編制でった。


日記者の所属は以下のとおり。
増田六助・・・歩兵第二十聯隊第四中隊
上羽武一郎・・・歩兵第十六師団衛生隊
北山与・・・歩兵第二十聯隊第三機関銃中隊
牧原信夫・・・歩兵第二十聯隊第?機関銃中隊*3


詳細な編制図はコチラ!
http://members.at.infoseek.co.jp/NankingMassacre/sougou/sosikizu/D016.htm

*1:私がサッパリ分かってないわけですが...

*2:同書 P474〜475

*3:MG(機関銃)中隊のようだが、中隊名が不明