田中正明

もちろんわたくしは、日本がアジアを解放したなどという、とんでもない暴言を吐いているのではない

某図書館で『アジア風雲録』という本の前書きを読み、大変興味深い内容だったのでコピってみます。因みにこの本は1956年に出版された本です。 序にかえて 日本はまけた。 だが、そのあとから、 アジアに十、 アフリカに五つ、 アラブに三つ、 の新しい独立国…

亜細亜にまづ皇化の恵沢を施すこと

松井石根を中心に組織されていた「大亜細亜協会」。 その機関紙『大亜細亜主義』には、あの田中正明さんも編集委員として参加していたとのことです。 そんな『大亜細亜主義』昭和11年12月号に掲載された、大亜細亜主義協会総会での松井さんの挨拶をコピって…

大将の直筆のもの

田中さんは上記1986年1月20日号の週刊『世界と日本』の反論で次のように述べております。 なお、松井大将の『支那事変抜萃』は、私の保管する大将の直筆のもの、早い時期にタイプされたとみられる外務省資料館に保存されあるもの等、原資料といえども幾種か…

『松井大将日誌』の批判に答える

田中正明の反論 続・田中正明の反論 と同様、 1986年(昭和61年)1月20日号 週刊『世界と日本』に掲載された、田中正明さんの改竄疑惑に対する反論です。 ※時系列は 続・田中正明の反論 → 今回 → 田中正明の反論 です。いやー、全く反省してませんねw 『松井…

戦史をまともに読め

80年代に行われた南京事件に関する議論は、1985年(昭和60年)の偕行社による「証言による南京戦史」の連載終了と、田中正明さんの画期的な一次史料改竄によって一気に収束していきます。そして、いわゆるマボロシ派の人たちは、文藝春秋などのメジャーな媒体…

松井石根大将「陣中日記」改竄の怪

小林よしのりさんが『ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論 』というマンガを出版し、その中で、田中正明さんの松井大将日誌改竄問題について解説しているようです。 私はまだ内容を確認していないのですが、それを読んでの影響と思われる発言を少し抜粋してみ…

A級戦犯の呪い

田中正明センセイの名著『 "南京虐殺"の虚構 』より、 身も凍るような話を引用。*1 ウォーカー中将頓死のこと その七戦犯の処刑執行責任者はヘンリー・ウォーカー中将である。彼が刑の執行を命令し、処刑した七人の遺体を深夜トラック二台に積んで、護衛をつ…

『「南京事件」の総括 』 の目次

このところのエントリーを見ても分かるように、最近私は田中正明さんの魅力に取り付かれております。 やっぱファンなら一冊くらい書籍を買うべきだろうと言うことで、ブックオフの105円コーナーを物色。 迷著『「南京事件」の総括 』文庫版を購入しました。 …

田中正明は『大亜細亜主義』編集長だったのか?

田中正明が他界された後に出版された著書『「南京事件」の総括 』文庫版には、 弟子の水間政憲さんが「まえがきに代えて」として文章を寄せている。 その中に次のような記述がありました。強調は引用者。 ・・・・・・ 田中氏は、戦前、日中両国民の固い協力を柱に…

若干の解説

渡部昇一先生も推薦する、日本を代表するクオリティ・ペーパーである『世界日報』。 その紙上で、改竄発覚から約1ヶ月後の1985年12月30日に発表された田中正明氏の反論。 興味深い点を箇条書きすると... ・(他の反論で見られる)手術・入院に関する言及がない…

続・田中正明の反論

「田中正明の反論」の続き ・松井石根大将日誌改竄問題 ・朝日新聞の報道(1985年11月24、25日) 世界日報 1985年(昭和60年)12月30日 8面 「松井大将日誌」は南京虐殺と無関係 「抜萃」の原資料が違う 朝日の非難に反論する 朝日新聞が田中正明著『松井石根大…

佐々木到一少将『私記抄』改竄問題

あまり有名ではないようですが、『偕行』1985年2月号に掲載された、「証言による「南京戦史」(11)」において、佐々木到一少将の『私記抄』が、改竄としか思えない引用をされていたという事件がありました。引用されていた期間は、1937年12月21日〜1月22日の…

日誌判読作業の時期は?

田中氏は2回にわたる入院により時間が足りなかったことを主張しておりますが、これは入院時期と期間が不明なので確かめようがありません。 ただし松井日誌は、発掘から日誌出版までに発表された田中氏の著作や論文にも数多く引用されており、これらを読むこ…

田中氏が語る「うっかりミス」の原因

前述の発掘から出版までの経緯を踏まえた上で、田中氏が説明する「うっかりミス」の原因を見ていきたい。 朝日新聞 1985年(昭和60年)11月24日 3面 うっかりミスで意図的でない 「松井石根大将陣中日誌」の編者・田中正明氏の話 日誌の原本は、一昨年大将の養…

松井日誌発掘から出版まで

松井日誌の発掘から、書籍出版、捏造発覚の時系列は大雑把に以下のようになっている。 1982年5月or11月 田中氏が松井日誌の存在を知る・発掘 1983年8月 田中氏『諸君』1983年9月に「"南京虐殺"・松井石根の陣中日誌」を発表 1984年6月 『"南京虐殺"の虚構』…

田中正明の反論

田中正明氏による松井石根大将日誌改竄問題は、所謂大虐殺派を中心に厳しい批判が加えられましたが、田中氏もそれに対し多数の媒体で反論を述べております。このエントリーではその内容を丸ごと引用していきます。*1 ・松井石根大将日誌改竄問題 ・朝日新聞…

田中正明を擁護した人たち

田中正明氏の苦しい言い訳反論に同意・引用した人たちの文章をまとめていきます。 週刊「世界と日本」 昭和61年1月20日(月曜日) 6面 *1 朝日新聞の良識が泣く 南京事件私物化した遺恨記事 長谷川潤 昭和六十年十一月二十四日付「朝日新聞」を読んで驚いた人…

松井日記改ざん報道記事

田中正明さんによる松井石根大将日記改ざん問題は、1985年11月25日発売の『歴史と人物』冬号に、俗に南京大虐殺中間派にカテゴライズされている板倉由明さんの記事により告発されました。またそれに伴い朝日新聞に2日間にわたり報道されることで広く知られる…

"虐殺派" "中間派" "まぼろし派"全員集合

南京陥落70周年記念企画といった感じで、 『諸君!』 1985年4月号*1 においての行われた特集記事 "虐殺派" "中間派" "まぼろし派"全員集合 「南京大虐殺」の核心 ひとまず、イデオロギーをはなれて議論の席に就こう! を丸写ししてみました。 座談会メンバー…

南京事件 「 三派合同 大アンケート 」

月刊 『諸君!』 2001年2月号(P164〜203)に掲載された特集。 映画『南京の真実』掲示板で少し話題になっていたので、 図書館でコピーしてきました。 三派とは、まぼろし派・中間派・大虐殺派を表したもの。 アンケートの質問項目は全部で17問。 質問項目は →…

『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』の参考文献

少し前に、 エスピー報告書トリミング事例 において、小林よしのり氏の『新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 戦争論』を 一事例として加えたんですが。 引用したページで小林よしのり氏のキャラクターが本を読んでいるシーンがあり。 拡大すると また、その1ページ…

で、正明ちゃんの引用は...

では田中正明センセイは、上記の報告書抜粋をどのように引用したのか? 上下にならべて比べてみたいと思います。 正明が引用しなかった部分は青字。改変してしまった部分は両方に赤字。細かな変更点は省略。 正明:南京事件の総括 P118-119*1 原本:日中戦争…

トリミング事例

トリミングをしている書籍を図書館で捜してみました。 今後も見つけたら追加していくことにします。 『再審「南京大虐殺」世界に訴える日本の冤罪』 竹本忠雄・大原康男 P60 10日頃には完全な無政府状態に陥り、統制を失った中国兵たちによる掠奪が横行した…

田中正明の松井大将日誌改竄問題

南京攻略戦を指揮し、戦後A級戦犯として処刑された松井石根。 その人物の元私設秘書であり、陣中日記を改竄し発表したことで有名な田中正明氏。 ※動く田中正明氏はコチラ しかし自由主義史研究会会員の茂木弘道氏によると、 「田中さんの「松井大将日誌」に…

動画でみる田中正明センセイ

興亜観音のホームページに、南京事件否定論者で有名な 故田中正明先生の動画がありました。 http://www.history.gr.jp/~koa_kan_non/koa_kan_non20011117.wmvご冥福をお祈りします。田中正明先生の捏造に関しては コチラ 田中正明 Wikipedia Amazon 参考1 参…