歴史

戦史をまともに読め

80年代に行われた南京事件に関する議論は、1985年(昭和60年)の偕行社による「証言による南京戦史」の連載終了と、田中正明さんの画期的な一次史料改竄によって一気に収束していきます。そして、いわゆるマボロシ派の人たちは、文藝春秋などのメジャーな媒体…

日本の国益と名誉を守る

日本のデンパ保守界隈が、『 The Facts 』をやらかしちゃった直前に 新しい歴史教科書をつくる会の機関紙『史』で行われた鼎談です。 現在のつくる会会長であらせられる藤岡信勝*1さんを司会に、松原仁と稲田朋美という与野党を代表する自称真正保守議員が参…

高池さんの判決批判。

上で参考にした論文の「判決批判」と題された箇所を抜粋しておきます。 ・・・・・・ ▼判決批判 死者自体の名誉毀損がみとめられなかつたことは、現在の法体系の上ではやむえを得ない。 しかし、遺族固有の名誉毀損がみとめられなかつたこと、その理由が、前述の通…

百人斬り裁判の経過

『史』*119年3月号に掲載された高池勝彦さん*2の論文*3をベースにして、訴訟経過をまとめて行きたいと思います。*4 ※裁判の手続き関する部分は太字にしております。 ■東京地方裁判所 平成十五年 4月28日 訴訟提出 7月7日 口頭弁論 9月22日 口頭弁論 12月1日 …

松井石根大将「陣中日記」改竄の怪

小林よしのりさんが『ゴーマニズム宣言SPECIALパール真論 』というマンガを出版し、その中で、田中正明さんの松井大将日誌改竄問題について解説しているようです。 私はまだ内容を確認していないのですが、それを読んでの影響と思われる発言を少し抜粋してみ…

おまけ

稲田さんの政治家としての意気込み部分を抜粋しておきます。

佐藤振壽関連[2]

次に実際の証人尋問でのやりとりを抜粋。

佐藤振壽関連[1]

稲田朋美さんの著書『 百人斬り裁判から南京へ 』より、証人となった佐藤振壽さんに関する部分をダラダラとコピります。 まずは証人尋問前のヒアリングにおいて百人斬りに関わる部分を抜粋。

パールハーバーと南京大虐殺の後継

これは酷いですね。 毎日新聞が引用したとされる『サイゾー』記事について から引用。 先日、Yahoo!ニュースに掲載された『毎日新聞英語版サイト 「変態ニュース」を世界発信』の記事内に以下のような記述がありました。 さらに、07年7月に配信した「防衛省…

保守論壇は、内部に敵がいる!

今年の2月15日二階堂.comにアップされた 水間政憲氏「保守論壇は、内部に敵がいる!」 というエントリー。 文章は全てスキャン画像だったので、ブックマークだけして読まないでいたのですが、 最近、百人斬り訴訟の経緯に興味がもったので読んでみたところ、…

ドイツのリーダーの勇気に学べ

日本会議の機関紙『日本の息吹』のバックナンバーで確認したところ、 映画『靖国 YASUKUNI』においてKYなサヨク学生がボコられるシーンは、 平成17年8月15日に行われた「終戦60年国民の集い」という催しでの出来事だったようです。 催しのプログラムは以下の…

百人斬り裁判 「言論封じ」の訴訟指揮

あまり更新しないと事件でも起こしたと思われちゃいそうなので、例によってダラダラと雑誌記事を引用してみます。 以前、映画『靖国 YASUKUNI』に関して、週間新潮のバックナンバーを調べた時にみつけた記事。 「新・「裁判官」がおかしい! 百人斬り裁判 「…

戸井田センセイ GJ!

戸井田徹衆議院議員ブログ『 丸坊主日記 』 あるエントリーのコメント欄に以下の書き込みがありました。 丸坊主名義でコメントしているのが戸井田議員で、水間政憲さんは照明の専門家で田中正明さんの弟子としても有名な方です。 いつもはアレな発言が多い人…

映画「南京の真実」の使命

日本会議の機関紙『日本の息吹』*1に掲載された、水島監督のインタビューを引用といいつつ全コピーします。特に後半にある第二部の構想は必見です! 映画「南京の真実」の使命 映画『南京の真実』監督 水島 総 (株)日本文化チャンネル桜社長に聞く みずしま …

A級戦犯の呪い

田中正明センセイの名著『 "南京虐殺"の虚構 』より、 身も凍るような話を引用。*1 ウォーカー中将頓死のこと その七戦犯の処刑執行責任者はヘンリー・ウォーカー中将である。彼が刑の執行を命令し、処刑した七人の遺体を深夜トラック二台に積んで、護衛をつ…

南ア問題に発言の自由を

先日、映画を観にいった際に、この映画の予告編が流れました。 マンデラの名もなき看守 ネルソン・マンデラ*1役は、デニス・ヘイスバートという俳優さん。*2 あぁ、確かにマンデラの若い頃って、こんな感じの喧嘩強そうな顔*3してたよなぁ、 とボンヤリ思い出…

水島監督、映画『靖国 YASUKUNI』騒動を推理する

月刊『正論』で人気沸騰中のブル聯隊長水島監督の連載。「 映画『南京の真実』製作日誌 "情報戦"の最前線から 」 最新の第9回においては、シナリオライターとしての視点を通して、今回の映画『靖国 YASUKUNI』騒動のカラクリを白日の下にさらしております!…

映画『南京の真実』製作委員会 スタッフブログ*1

関係箇所を抜粋。

映画『南京の真実』の製作過程

映画『南京の真実』の製作発表から現在にいたるまでの、主に計画やお金に関わる部分に関して、ブル聯隊長水島監督の発言を中心に時系列でまとめていきたいと思います。 「南京事件」キャスター討論会 5-5 平成19年1月20日 *1 http://youtube.com/watch?v=dU2…

月刊『正論』 映画「南京の真実」製作日誌 *1

関係箇所を抜粋。掲載連載回を[]内に表記。平成19年10月号(9月1日発売)が連載第1回。

なぜ映画「南京の真実」をつくるのか

『史』平成19年5月号 P6-9 なぜ映画「南京の真実」をつくるのか この映画で教科書から南京に関する記述が消えたら製作者冥利に尽きる! 日本文化チャンネル桜代表 水島総 大反響の記者会見と支援募金 ― 今年はあの南京事件から七十周年を迎える節目の年とい…

伝『稲田朋美と7人の幹部』

Youtubeでこんな動画がアップされてました。 田原総一郎さんが言うには、稲田朋美さんを始め、「伝統と創造の会」の7人の幹部に出演を依頼し、全部断られたらしいです。 稲田さんが矢面に立たされがちですが、伝統と創造の会には他にも、検閲紛いのことをし…

助成金750万円の反日映画靖国を巡る「検閲」騒動

次に2008年3月20日号の週刊新潮から引用という名の丸写し。 助成金750万円反日映画靖国を巡る「検閲」騒動 4月12日に後悔される映画『靖国 YASUKUNI』(李纓監督)には、南京事件の「捏造写真」が使われている。どう見ても「反日映画」としか思えないこの映画…

反日映画靖国は「日本の助成金」750万円で作られた

映画『靖国』問題の発端となった2007年12月20日号の週刊新潮の記事です。 ネット上に既にあるかも知れないけど。引用という名の丸写しをしてみました。 反日映画靖国は「日本の助成金」750万円で作られた 靖国神社のドキュメンタリー映画が、中国人監督によ…

『「南京事件」の総括 』 の目次

このところのエントリーを見ても分かるように、最近私は田中正明さんの魅力に取り付かれております。 やっぱファンなら一冊くらい書籍を買うべきだろうと言うことで、ブックオフの105円コーナーを物色。 迷著『「南京事件」の総括 』文庫版を購入しました。 …

田中正明は『大亜細亜主義』編集長だったのか?

田中正明が他界された後に出版された著書『「南京事件」の総括 』文庫版には、 弟子の水間政憲さんが「まえがきに代えて」として文章を寄せている。 その中に次のような記述がありました。強調は引用者。 ・・・・・・ 田中氏は、戦前、日中両国民の固い協力を柱に…

NNNドキュメント'08「兵士たちが記録した 南京大虐殺」

遅ればせながら拝見しました。 やはり映像の持つ説得力というのはスゴイですね。 特に小野さんの調査活動の一旦*1が窺えたのは非常に貴重でした。 また、こういった放送を契機に、更なる情報提供者が現れることも期待できます。 私のブログでも、このドキュ…

若干の解説

渡部昇一先生も推薦する、日本を代表するクオリティ・ペーパーである『世界日報』。 その紙上で、改竄発覚から約1ヶ月後の1985年12月30日に発表された田中正明氏の反論。 興味深い点を箇条書きすると... ・(他の反論で見られる)手術・入院に関する言及がない…

続・田中正明の反論

「田中正明の反論」の続き ・松井石根大将日誌改竄問題 ・朝日新聞の報道(1985年11月24、25日) 世界日報 1985年(昭和60年)12月30日 8面 「松井大将日誌」は南京虐殺と無関係 「抜萃」の原資料が違う 朝日の非難に反論する 朝日新聞が田中正明著『松井石根大…

笠原十九司×楊大慶

月刊『論座』2008年1月号に掲載された対談 笠原十九司(かさはら・とくし) 1944年、群馬県生まれ。東京教育大学大学院修士課程中退。中国近現代史専攻。著書に『アジアの中の日本軍』『南京難民区の百日』『南京事件』、共編著『現代歴史学と南京事件』など。…